加齢や乾燥によって広がる顔の毛穴…。
みかんの皮のようにボコボコ、雫のように垂れて広がった毛穴が、鼻や頬を中心に。鏡を見るたびにがっかりしてしまいますよね。向き卵のようなつるんとした肌にあこがれる~!

毛穴が目立つようになるとおそろしいのが化粧崩れ。広がった毛穴に分泌された皮脂と化粧品が落ち、混ざることで起きる毛穴落ち、化粧崩れの中でもとくに目立ってしまう崩れ方なので本当にイヤです…。
毛穴の見えないつるんとしたお肌は美肌の第一条件! 健康的に見えるうえ、若々しくフレッシュな印象を与えることができます。そんなお顔をメイクで造り出せたら…!
そこで今回は、毛穴の目立たないメイク方法、
毛穴レスメイク
について調べてみました!
明日からのメイクにぜひ役立てくださいね♪
目次
毛穴レスメイクとは?
「毛穴レスメイク」という言葉、聞いたことのある方もいますよね。お化粧をする人や、関連商品に携わる方々の間では、そろそろ市民権を得たのではないかと思います。
毛穴レスメイクとは、お肌の毛穴を目立たなくする化粧方法のこと!
つるんとした凹凸感のない、表面のスムースなお肌を作るメイクを指します。
「毛穴レス」のほかに、「陶器肌」という表現もあります♪
具体的な方法としては、毛穴を化粧品で埋めたり、光で飛ばしたり、皮脂の分泌をコントロールすることで目立たなくする…という意味です。
「毛穴レスメイク」なんて、ちょっと面倒そうだし、専用の道具が必要そうですが、実はベースメイクの基本テクニックの集合体です。ぜひ最後まで読んで、普段のベースメイクに役立ててくださいね!
毛穴レスメイクに使うアイテム
まずは、どんな道具が必要なのか?ってことからまとめます。
一見難しそうで、いろいろと物入りそうな毛穴レスメイクですが、実際に調べてみると……
特殊・専門的な道具はほとんど必要ありません。
安心して読み進めてください!笑
基本的な毛穴レスメイクに使うアイテムは、
- 化粧水・美容液・乳液・フェイスパックなど保湿アイテム
- 化粧下地
- ファンデーション(リキッドがオススメ!)
- フェイスパウダー
- メイクブラシやスポンジ
以上です。
きっと皆さん持っているはずのアイテムばかりですよね。




とりあえず手持ちの道具で試してみる!
そんなわけで、手持ちのアイテムでやれちゃう毛穴レスメイク。具体的なやり方は後述しますので、ぜひ試して見てくださいね。
毛穴レスメイクのポイントは、メイクのやり方そのものです。
この記事で紹介する方法でいちど試してみて、もしうまくやれなかったら、アイテムの追加を検討してみてくださいね。
たとえば、一つ前の段落で紹介した基本アイテムの中に「リキッドファンデーション」というものがあります。中には、普段リキッドファンデーションではなくクリームファンデーションやクッションファンデーション、パウダーファンデーションをお使いの方もいらっしゃるでしょう。
「『毛穴レスメイク』のために、リキッドファンデーションを買わなくちゃ!」なんてお思いになるかもしれませんが、ちょっと待って!
とりあえず手持ちのファンデーションでこれから紹介する毛穴レスメイクを試してみてほしいんです!
それでダメだったら、リキッドファンデーションを買ってみる…というので遅くないと思うんです。
というのも、筆者自身調べてみて驚いたのですが、「毛穴レスメイクのやり方」というのは、つまり「基本的なベースメイクのやり方」そのものなのです。どんな種類のメイクアイテムでも「毛穴レスメイク」ができるはずなのです。
ただ、皮脂の分泌量やお肌の状態など、個人差によって合う・合わないは絶対出てきます。試してみて「やっぱりダメだ」となったら、アイテムの追加や差し替えを検討してくださいね。




買い足すならコレ!
手持ちのアイテムでできる! とすぐ上でお伝えしたばかりですが、調べているうちに分かった毛穴レスメイク人気アイテムを紹介しておきます。
手持ちのアイテムに物足りなさを感じたら、購入を考えてもいいかもしれません。もし、「持っているけど、使い方がよくわからなくて…」という方がいらっしゃれば、使い時は今! かもしれません♪
◆歯ブラシ型メイクブラシ




画像のような、歯ブラシ型のメイクブラシをご存知でしょうか? ファンデーション用の大きなものから、アイメイクなどポイントメイクに使うための小さいブラシまで、さまざまなものが販売されています。
この歯ブラシ型メイクブラシの最大の特徴は、毛束の密集度!
毛束がギュウッと密集しているので、塗りムラになりにくく、毛穴を埋めるのにピッタリなんです♪
画像で紹介したブランド「ARTIS」のファンデーション用ブラシは6,000円~10,000円(税別)くらい。本格的なメイクブラシを手にしてみたいという方にはおススメです。
高級ブランドの商品以外にも、雑貨屋さんを覗くと2,000~3,000円程度のお手頃価格の商品もあります。最近は100円ショップでも類似のメイクブラシがあるとか…! お財布とよく相談して検討してくださいね。
◆毛穴カバー特化の部分用化粧下地




画像のような、毛穴カバーに着目した部分用化粧下地も非常に人気がありました。
いろいろな種類がある化粧下地にも、それぞれの得意分野があります。保湿効果が高かったり、カラーコントロール効果があったり、日焼け止め効果があったり…。その中の一つに、「毛穴カバーに効果がある」化粧下地があります。
毛穴レスメイクに使いたいのはまさにこの「毛穴カバー」ができるタイプの化粧下地! 商品名には「毛穴カバー」「パテ」「ポアカバー」「ポアレス」といった単語が入っていることが多いです。
画像で紹介した商品は、みんな大好き「CANMAKE TOKYO」の限定商品です。CANMAKEといえば、リーズナブルで高機能なコスメが得意! …ってことで、この「ポアレスクリアプライマー」は瞬殺でした。。。再販しないかなあ…もしくは定番化してほしい!
毛穴レスメイクのやり方=丁寧なベース作り
ここからは、毛穴レスメイクのやり方を紹介します!
毛穴レスメイクのポイントは、
時間をかけ、手間を惜しまないこと。
さっそく見ていきましょう!
とにかく保湿!
保湿はしっかり! お肌にきちんと水分を含ませることで、毛穴が小さく目立たなくなる効果も期待できるので、メイク前だけでなく、常日頃から入念に保湿しましょう。また、メイク前にしっかり保湿する&余計な水分や油分をオフすることで、メイクが崩れにくくなることも期待できます。
メイク前、化粧水や美容液をお肌にハンドプレスでなじませたら少し時間を置き、ティッシュオフして余分な水分や油分を取り除きましょう♪ 時間があれば、化粧水→数分おく→乳液(美容液)→数分おく…のが理想的だとか。時間に余裕があったらぜひ試してみて!
注意したいのが油分の出やすいTソーン(額と鼻)。朝のあいだに乳液をつけすぎてしまうと、お肌から油分が分泌されたときに油分過剰となり、テカってしまったり崩れやすくなってしまう場合も。個人差によるものが大きいので、Tゾーンがテカりやすい・崩れやすい方は、朝の乳液はほどほどにしましょう。
収れん化粧水をお持ちの方は、朝のメイク前に仕込んでおくと毛穴が引き締まり、目立ちづらくなる効果が期待できますのでぜひ使ってください!
荒療治ではありますが…洗顔後に氷で毛穴を引き締めるというワザも! 非常に物理的で冷たい(笑)方法ですが、暑い時期は気持ちよさそうですね♪




化粧下地にもひと手間を
毛穴レスメイクに必要なのは、つるんとした凹凸感のないお肌。そこで大事なのは、ファンデーションの前の化粧下地です! ファンデーション前に化粧下地を使うことで、お肌の質感・凹凸感やカラーを均一にすることが期待できます。
ポアカバーや毛穴対策の部分用化粧下地をお持ちの方はぜひ使ってくださいね。
化粧下地を塗る際は、単純に塗るというより「塗り込める」感じを意識しましょう。真珠一粒大の量を手の甲や指に出し、毛穴に対してくるくるくる~塗り塗り…と優しく塗り込みます。
毛穴はいろな方向を向いているので、上から下から、右から左から塗り込みましょう!
注意したいのは厚塗り。厚塗りになってしまうと化粧崩れやヨレの原因になってしまい、仕上がりもイマイチに。少量ずつ塗り込んでいきましょう!
毛穴レスメイクのカンタン裏技!?
毛穴レスメイクの裏技で、「ファンデーションを塗る前に、フェイスパウダーを仕込む」という方法もあるようです。
どうやらTVや雑誌の撮影などで使われるプロのテクニックのようです♪ 仕上がりが美しいうえ、崩れにくいとか…!
フェイスパウダーを仕込む際のポイントは、特に油分の多いTゾーンは気持ち多めにフェイスパウダーを塗布し、かつ、乾燥しがちな口元と頬へは薄く塗布すること。お肌の状態によっては、ファンデーションを塗らずとも、この段階でとてもきれいだとか!
毛穴レスメイクのためのフェイスパウダーの選び方は、「皮脂吸収効果のあるもので、カラーは浮かない肌色かピンク系」。もし手持ちのアイテムでやれそうならば、ぜひぜひ試してみてくださいね。




ファンデは薄塗りが命!
毛穴レスメイクのファンデーションの種類は、パウダーよりもリキッドやクリームがオススメです。というのも、パウダーよりもリキッド・クリームファンデーションの方が、肌への密着度が高いためです♪(パウダーファンデーションでやる方法は後述します)
毛穴レスメイクのファンデーションの塗り方は、「トントンたたき込む」! 化粧下地の時と同様、下から上に、顔の外側から内側に、四方八方からたたき込みましょう! 小鼻や頬など毛穴の目立ちやすい部分は、スポンジやブラシを細かく動かして、丁寧に丁寧に。輪郭や生え際などの境界は、地肌とファンデーションをうまく馴染ませてボカし、自然に仕上げましょう。
↑で紹介した歯ブラシ型のメイクブラシを持っている場合は、ぜひ使いましょう!
ファンデーションを 塗って少しだけ待ったら、乾いた清潔なメイクスポンジで優しくお肌を抑えましょう♪ このひと手間を加えることで、ファンデーションがお肌に密着し、余計な皮脂がスポンジに吸い取られて崩れにくさがUPします!
厚塗りにならないように注意しながら、少しずつ少しずつたたき込んでいきましょう。ただし、崩れやすい小鼻や鼻に注意! 油分の分泌が活発で崩れやすいので、Tゾーン付近がテカりやすい・崩れやすい方は、いっそのこと小鼻や鼻にはファンデーションを塗らない方が良い場合もあるようです。塗るにしても、ごくごく薄く塗りましょう♪




パウダーファンデーションを使う場合もほとんど同様です。薄塗りを意識し、ファンデーションをスポンジに少なく取って、小さく塗り込むことがポイントです。塗る方向はリキッド・クリームファンデーションと一緒で、下から上に、外から内に。しっかりたたき込みましょう!
ファンデーションを塗りすぎると、化粧崩れや毛穴落ちの原因になってしまいます。厚塗りにはくれぐれも気をつけたいですね!
フェイスパウダーはほどよくパール感のあるものを♪
フェイスパウダーはパール感(ツヤ感)があり、粒子の細かいものがオススメです。パール感があると、お顔に光が当たった際にツヤッと反射し、肌の凹凸感を吹き飛ばす効果が期待できるんです!
でも、パール感が強すぎるものは逆効果。光を反射しすぎてしまうとお肌の凹凸感を強調してしまいます。なので、ほんの少しだけ…上品なパール感があるフェイスパウダーを選びましょう♪
まとめ|つるんと美肌で一日たのしく♪
実はお化粧の基本テクニックである「毛穴レスメイク」。
「難しそうだな~…」と思っていた方にもぜひぜひ挑戦してほしいです! 手持ちのアイテムで試すことができますし、ちょっとひと手間足すだけで陶器肌が手に入る…なんて、お得じゃないですか?
私は貧乏性なので、試さないのがもったいない!笑 明日からは、丁寧に、時間をかけてメイクに取り組みます~!
この記事が、あなたの明日からのメイクのヒントになりますように♪